【BS】コラム

【育苗】干ばつなど環境ストレス下でも良い根張りを実現する方法とは?

作物の栽培でも重要となる「根張り」。
根張りが良いと、水分・養分の吸収率が上がり、作物の品質向上・収量UPを見込むことができます。

しかし現在のような高温下だと根張りが悪くなる可能性が高まり、収量・品質に影響を及ぼしかねません。

そこで今回は、根張りの重要性を再度解説した上で、より良い根張りを実現するための解決策もご紹介いたします。

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作物の根張りとは

根張り

作物の根張りとは、土の中で張られている根の状態のことです。
作物は根から水分、養分を吸収するため、根張りを良くすることが健全な作物にするために大事なこととなります。

特に昨今の高温下(猛暑)では干ばつなどの環境ストレスも増えてくるため、より根張りの重要性は高まってきています。

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根張りが悪くなってしまう理由とは

干ばつ 根張り

作物の根張りが悪くなってしまい原因としては、主に以下3点が考えられます。

① 高温環境下での生育
高温状態が続くと、根張りが悪くなる場合があります。
これは「徒長」とも呼ばれ、茎の方ばかり伸びてしまう(伸長生長)現象です。

② 日照不足による光合成低下
日照不足状態になると、作物の光合成が低下し葉緑体の形成が抑制されてしまうため根張りが悪くなる要因となります。

③ 干ばつでの生育
①にも通じますが、土壌が乾燥してしまうと根の生育が悪くなる要因の1つとなります。

①~③の通り、根張りが悪くなる要因として環境ストレスがひとつとして挙げられます。
このような環境ストレスは「非生物的ストレス」とも呼ばれ、昨今の環境変化に適応する力が今後重要となってきます。

根張りが重要な理由

根張り作物にとって根張りが重要な理由として「高品質な作物の収量向上のため」が挙げられます。

根張りが良い作物は、水分・養分の吸収率も高くなります
そのため、品質の良い実ができやすく、かつ、収量増加も見込むことができます。

また、干ばつなど環境ストレス下ではより吸収率を上げることが重要となります。
ただ根を深く張らせるだけではなく、細根量を増やすことも大切となってきます。

根張りを良くする方法

水稲 根張り
根張りを良くする方法として、下記2点があります。

① 土壌改善
根張りが悪くなる(根腐れ)の要因のひとつとして、酸素不足があります。
酸素不足は水はけの悪い土壌から発生してしまうため、根張りをよくするためには通気性の良い土壌にする必要があります。

また腐葉土など有機物を加える等、土壌改善(改良)も解決策のひとつとなります。

② バイオスティミュラント資材による作物の改善
もうひとつの解決策として「バイオスティミュラント資材」があります。
バイオスティミュラント資材は非生物的ストレスの緩和に役立ち、作物自身が必要なときに必要な量の植物ホルモンを生成する手助けとして活躍します。

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根張りで有効な「活根彩果」使用事例

事例①:イチゴ農家さん必見!活根彩果で初期生育を大幅促進!!

試験区

静岡県のイチゴ農家さんにご協力いただいた活根彩果試験の結果です。

例年50株の親株から500株の子株を採取しておりましたが、活根彩果を定植直後:週に1度3回潅水行い、その後は月に1度潅水を続けたところ、ランナーが次々と発生し、なんと800株採取することができたそうです。

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使用事例②:【水稲栽培】活根彩果の使用で「金賞」獲得!

水稲栽培 根張り

続いては、北海道旭川市旭正地区で水稲栽培されている農家さんの事例となります。
苗や作物の手入れや管理(記録等)を日頃からしっかりなさっている方のため、もともとお米の品質が良い農家さんです。

こちらの農家さんでは活根彩果を愛用してくださっており、「令和2年度 旭川米生産流通協議会高品質米生産表彰」にてなんと「金賞」を受賞されました

「定植したときに、根の伸び具合が目に見えて良かった!」とのことで、活根彩果を使い始めてから活着率が向上し、そのおかげで根の吸水量が一段と良くなったそうです。

水稲の収量は10ha当たり10俵。
根が充実し活根彩果が水や肥料を吸い上げる力を促進させた結果、収量が大幅にアップしたと考えられます。

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バイオスティミュラント資材に関することなら甘彩六花へ!

甘彩六花株式会社は、「いかに作物本来の美味しさを取り戻すか」と「いかに生産性を向上させるか」という2つの課題に正面から向き合い、日々真摯に真剣に試行錯誤を積み重ね、これまで10年以上 開発・製造を続けてまいりました。

当社最大の特徴は「発酵技術により生み出される酵素の力」であり、独自にブレンドした微生物群を使用し、手間を惜しまずに栄養成分を発酵させる工程を行っております。

その結果、土壌の本来の力を蘇らせ、植物が本来持っている力を引き出すことができます。

現在 北海道や東北、九州という国内全般だけでなく、アジア、アメリカ、メキシコ、コロンビア、ペルーなど海外でも当社商品をご使用いただいており、国内外での実績がございます。

気候変動などにも負けず、「花が咲くべき時に咲き、葉や根が伸びる時に伸び、実を結ぶべき時に結ぶ」という作物にとって適切なサイクルを作り出せるよう、日々精進しております。

今後も国内外での農業の進歩発展に貢献できるよう努めてまいりますので、栽培に関するお悩み等ございましたら、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

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