【BS】コラム

肥料・農薬・バイオスティミュラントの違いとは?【バイオスティミュラント】

昨今注目されている「バイオスティミュラント」。

前回バイオスティミュラントの概要についてご紹介しましたが、今回は「バイオスティミュラントと肥料・農薬との違い」を解説いたします。

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バイオスティミュラントと肥料の違い

バイオスティミラント・肥料・農薬の違い

バイオスティミュラントと肥料の違いは、一言で表すと「供給か、刺激か」となります。

肥料は主に「有機肥料」「化学肥料」の2つに分類され、栄養成分を直接作物に供給するものです。
使用目的としては【作物へ栄養を補給すること】【生物的ストレス(病害虫など)の防除】が挙げられます。

対してバイオスティミュラントは、作物体内に刺激を与え、栄養成分の吸収率など作物自身の状態を向上させるものとなります。

肥料の使用目的が【栄養補給】でしたが、バイオスティミュラント自体には作物へ与える栄養成分がありません。
そのため、「供給」ではなく「刺激」の目的として使用します。

 

バイオスティミュラントと農薬の違い

甘彩 バイオスティミュラント

続いて、バイオスティミュラントと農薬の違いについて解説いたします。

バイオスティミュラントと農薬の共通点は「作物の成長を促すもの」になりますが、両者の大きな違いは「生物的ストレスの緩和を目的とするか、非生物的ストレスの緩和を目的とするか」になります。

農薬は、主に生物的ストレスの緩和を目的として使用します。
病害虫や雑草の防除など、作物の周辺に直接的に関与する作用を持っています。

それに対しバイオスティミュラントは、主に非生物的ストレスの緩和を目的とします。
非生物的ストレスとは「環境ストレス」とも言い換えられ、高温障害・干ばつ・塩害などを指します。

農薬が環境に直接作用するのに対し、バイオスティミュラントは作物自身に作用します。

 

肥料、農薬と比較するバイオスティミュラントのメリット

トマト1

肥料、農薬にはなく、バイオスティミュラントにあるメリットは「作物自身の向上(免疫力・回復力 等)」を実現」することが挙げられます。

昨今の急激な環境変化で、高温化、干ばつなどが起こり、従来の栽培方法を見直すことが必要となってきております。

肥料や農薬は周辺の環境に対する効果を発揮するため、環境ストレスが上昇するのに比例して使用量・頻度も上がってしまいます。
その結果、肥料の過剰摂取や土壌の汚れ等に繋がってしまい、作物にも周辺環境にも悪い影響を及ぼす恐れがあること、また、費やす資材費用の上昇で経済的にもデメリットが発生する可能性があります。

バイオスティミュラントは環境に作用するのではなく「作物自体」に変化をもたらすため、環境変化が起きたとしても、それに適応する強い作物を育てることができます。

今後起こり得る環境変化や、多様な非生物的ストレス(環境ストレス)への抵抗力、免疫力をつける予防的な役割として、バイオスティミュラントは大きく貢献します。

 

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