【BS】コラム

高温化(猛暑)による作物への影響とその対策とは?【バイオスティミュラント】

昨今、栽培において大きな課題となってきている「高温化(猛暑)」。
高温化が進むと作物の生育不良が起き、収量低下につながってしまいます。

今回は高温化による作物への影響の解説を合わせながら、具体的な対策方法についてもご紹介いたします。

>> バイオスティミュラントとは?はこちらから
>> 肥料・農薬・バイオスティミュラントの違いとは?はこちらから

 

高温化(猛暑)による作物への影響

干ばつ 根張り

高温化(猛暑)による作物への影響は、主に下記3点が挙げられます。

① 光合成力の低下
高温状態が続くと、作物自身の光合成力が低下する恐れがあります。
光合成力の低下は作物の栄養不足状態につながり、成長が止まってしまうことにつながります。

② 花芽分化の鈍化
高温が続く場合、作物は栄養成長の方に傾き生殖成長が鈍化します。
栄養成長に偏ってしまうと、花芽分化が上手く起こらず、結果的に着果不良などを引き起こします。
栄養成長の偏りによる影響として、徒長も挙げられます。

③ 着果不良・品質不良
栄養不足、栄養成長への偏りが起こることで着果不良につながり、収量低下を招く恐れがあります。
また実を結んだとしても生殖成長の不足により、実が小さくなったり、糖度不足になってしまう等の品質不良につながってしまいます。

 

高温化(猛暑)での対策とは?

上記で挙げたものは「高温障害」とも言われますが、具体的な対策例としては①環境の改善、②作物自体の改善の2点があります。

1点目の「環境の改善」は、作物への熱を防ぐため遮光・冷却などが挙げられます。
そのためにはネットやハウスなど設備の準備・設置が必要となります。

2点目の「作物自体の改善」の方法の1つとして、バイオスティミュラント資材があります。
バイオスティミュラントは農業資材の1つで、作物自身が必要なときに必要な量の植物ホルモンを生成する手助け(生物刺激剤)として活躍します。

>> バイオスティミュラント(BS)とは?についてはこちらから

バイオスティミュラントは非生物的ストレスの緩和に役立ち、今回のテーマである高温の場合は「サリチル酸」という植物ホルモンが効果を発揮します。

サリチル酸は作物の葉緑体を保護するため、高温下でも光合成力(樹勢力)を落とさずに生育することができます。

1点目の対策例:環境の改善は設備や資材の設置が必要なことに対し、
2点目:バイオスティミュラント資材は周辺環境の変化を行わずに、高温など環境ストレスに適応できる作物をつくる、ということが実現できます。

 

高温(猛暑)で有効な「甘彩」使用事例

使用事例①:きゅうり農家Aさん

キュウリ

毎年6~8月に収穫を行っていますが、ここ数年は雨季も短く6月頃には既に厳しい暑さが始まります。
干ばつや高温の影響か、葉の元気がなく、実が小さくなってきてしまいました。

様々な肥料を使ってみましたが劇的な効果が見込めず「温暖化で高温が進む以上、もう難しいのか、、」と半ば諦めてしまっていたときに「甘彩」に出会いました。

甘彩を使用してみたところ、みるみるうちに葉の色付きが良くなり枚数が増加。
相変わらずの猛暑の中でも、例年よりも大きな実がつくようになりました。

使用事例②:きゃべつ農家Bさん

キャベツ

高冷地にも関わらず、高温かつ降水量も不安定で樹勢の弱まりや玉の小ささが目立つようになりました。

高冷地で厳しければ今後作り続けるのは困難かもしれないと悩んでいたとき「甘彩」と出会いました。
一か八か散布し観察したところ、葉の展開が早くなり重量が20%ほど増加しました。

むしろこれまで以上のずっしりさに、大変嬉しく思います。

>> 甘彩詳細はこちらから

>> 甘彩商品一覧はこちらから

※試験結果は「甘彩商品一覧」の各商品ページ ”試験資料” からご確認ください。

 

バイオスティミュラント資材に関することなら甘彩六花へ!

甘彩六花株式会社は、「いかに作物本来の美味しさを取り戻すか」と「いかに生産性を向上させるか」という2つの課題に正面から向き合い、日々真摯に真剣に試行錯誤を積み重ね、これまで10年以上 開発・製造を続けてまいりました。

当社最大の特徴は「発酵技術により生み出される酵素の力」であり、独自にブレンドした微生物群を使用し、手間を惜しまずに栄養成分を発酵させる工程を行っております。

その結果、土壌の本来の力を蘇らせ、植物が本来持っている力を引き出すことができます。

現在 北海道や東北、九州という国内全般だけでなく、アジア、アメリカ、メキシコ、コロンビア、ペルーなど海外でも当社商品をご使用いただいており、国内外での実績がございます。

気候変動などにも負けず、「花が咲くべき時に咲き、葉や根が伸びる時に伸び、実を結ぶべき時に結ぶ」という作物にとって適切なサイクルを作り出せるよう、日々精進しております。

今後も国内外での農業の進歩発展に貢献できるよう努めてまいりますので、栽培に関するお悩み等ございましたら、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

>> お問い合わせはこちらから
>> よくあるご質問はこちらから
>> 商品一覧はこちらから

関連記事一覧