樹勢向上のカギは甘彩にあり!
カンキツ農家さんの栽培レポートその2!
皆さんこんにちは。
連日の雨や曇りで蒸し暑い日も多いこの季節、熱中症や体調の変化には充分に気をつけたいですね。
人間にとっては憂鬱な季節ですが、今回はこのジメジメとした梅雨を乗り切り、
元気に大きな実をつけようと成長中の果物をご紹介します!
その果物とは、
5月のブログ記事:甘彩と六花で開花期の花が充実!カンキツ農家さんの栽培レポート!でご紹介した、三重県熊野市のカンキツ農家・上ちゃんが育てる温州みかん!
甘彩六花シリーズを使用した栽培の続報が届いています。
前回の記事では
開花期~落弁期を迎えた様子をお伝えした、温州みかん「早生温州」。
沢山の花をつけ、花びらが落ちた後の樹には小さなみかんの赤ちゃんができていました。
現在は花から幼果になる過程で、「生理落果」を迎える時期。
すべてが実になるには多すぎるため、自然淘汰されて落果するのです。
生理落果の後、数回にわたって摘果を行い、着花の多い樹では最終的に咲いた花の3%が収穫果実となります。
1枚目の写真は生理落果の様子。
一次落果と二次落果があり、一次は果梗枝が果実に付いたまま、二次は果実だけが落ちます。
そして現在は、生育過程において大切な「細胞分裂期」でもあります。
この細胞分裂期に与える肥料として、甘彩六花シリーズの「甘彩(アマイロ)」を
ご使用頂いています。
施肥方法やその効果について、上ちゃんに伺いました!
施肥方法:6月~7月の幼果期に、500倍希釈で3回程度、葉面散布を実施(農薬混用可)。
6月にあたる細胞分裂期に栄養状態が悪いと、その後の果実肥大に大きく影響を及ぼします。
果実の肥大を良くするためには、樹の栄養状態を良くして、細胞分裂を活発にし、できるだけ細胞の数を多くしておくことが必要!そのために「甘彩」の散布はとても大切です。
その証拠に甘彩を与えた樹は、初期肥大も良好で、樹勢や葉色からも栄養状態の良さが見てとれるくらい順調に育っています!
横径28ミリ(6月9日時点)、甘彩散布により初期肥大良好!
上ちゃんの言葉通り、写真からはみかんの良好な生育状況が伺えます!
同じカンキツ農家仲間の方からも
「樹の元気もいいし、実が沢山なっている割に大きいね!」との言葉を頂けたそうです!
樹勢が悪いと黄色くなってしまいがちな葉色も、濃く鮮やかな緑になっており
細胞分裂期においても、甘彩の生育促進効果を実感できているとのこと!
さらにこの時期だけではなく、収穫後(10月~12月)にも甘彩を散布し、樹勢を回復させることで、
来シーズンの「成り疲れ」を防止するほか、1年おきにしか実がならない「隔年結果」の防止にも効果を発揮してくれると上ちゃんは仰っています。
「甘彩」は、酵素のはたらきにより必要な養分を効率的に作物に吸収させることができる、吸収率の高さが自慢の肥料です。
ご覧頂いた通り、カンキツ栽培においても作物の樹勢向上に大きく貢献します!
そして今回はもう一つ、「早生温州」の別品種の様子も合わせてご紹介します。
こちらは「ゆら早生」という品種の苗木(2年生)。
新梢伸長後、自然に芽の先端を落とす自己摘心が終わり、これから発根する段階です。
芽の生長が一旦止まり、これから根の生長が始まるこの時期に
甘彩六花シリーズの「活根彩果(カッコンサイカ)」をご使用頂いています。
2018年まで普及センターの普及員だった経歴を持つ上ちゃんですが、
活根彩果を使用しての根量試験を行った経験があり、その頃から肥料としての高い効果を
実感していたそうです。
根の伸長期にあたる6月中旬頃から7月中旬頃に
活根彩果500倍を3回程度土壌灌注することで発根を促進し、
細根量アップにより、今後の樹体生育が期待できるとのこと!
こちらも生長が楽しみですね!
甘彩六花シリーズの肥料は、適材適所でご使用頂くことで、より効果を発揮します!
甘彩六花シリーズの使用方法や、その他お悩み事がありましたらお気軽にお問い合わせください!
そして今後も上ちゃんより栽培の様子を届けて頂く予定ですのでお楽しみに!