〈JA水戸様共同試験〉ニラの葉鞘が太くなり3割収量増加!!
皆さんこんにちは。
葉桜の季節となり、日中は汗ばむ日も増えてきましたね。
GWはどのように過ごされたのでしょうか?
甘彩六花がJA水戸様と共同試験を行い始めて今年で4年目になり、
ニラや柔甘ネギで、良い試験データを多数取得しております!
本日は、茨城県水戸市の高安様にご協力いただいた、
ニラの収量調査結果をご報告いたします!
高安様が栽培するニラの品種は「ワンダーグリーンベルト」。
この品種は葉幅が広く、揃いが極めて良好です。
休眠はせず、低温条件下でも生育するため、冬期のハウス栽培に適しますが、葉色はやや淡いのが特徴です。
茨城県水戸市でのニラ栽培では年に5回前後収穫しますが、1番収穫時の収量を100%とすると、3番収穫時には60%まで収穫量が減少するといわれます。
これは、収穫後の新葉の再生に根や底盤の養分が消費されるためです。
ニラを長期間にわたり何度も繰り返し収穫するためには、
健全な、充実した株を養成することが不可欠です!
そこで、活根彩果(カッコンサイカ)を定期灌水することで、
再生時に栄養を供給するための「根」の生育を促進し、
3番収穫時の収量を比較しました。
本試験では、1棟のハウス内に試験区、対象区を設け、
活根彩果500倍希釈液を3回、株元にジョウロ灌水をしました。
潅水日(2月24日、3月10日、3月20日)
収穫日(1回目:2月15日、2回目:3月23日、3回目:4月17日)
3回目の収穫日(4月17日)に各区5株分を収穫し、
1株あたりの収穫重量及び葉の枚数を比較しました。
葉の平均本数は、対照区30.2本、試験区35.4本(117%)と約5本増加しました!
1本当たりの平均重量は、対照区5.30g、試験区5.80gと10%増加しました!
さらに、1株あたりの平均収量は、対照区160.2g、試験区205.1gであり、
試験区が44.9g(128%)多い結果となりました!!
高安様は試験区のニラは葉鞘が太く、葉幅が広いため、
出荷できる重量が3割も増加したと大変喜んでいただきました!
さらに、対照区の1/3程度は葉の重さに耐えきれずに倒伏していたのに対し、
試験区では1本1本が太く、株間の黒マルチが見えるほど
しっかりと立っており、ホースが通しやすいため、
水やりなどの管理面でも高い評価をいただくことができました!
昨年度の試験では活根彩果500倍希釈液を
1週間おきに3回葉面散布したところ、試験区では根の重量は
1.34倍に増加し、葉茎の重量は1.78倍に大幅に増加していました!!
今年度の試験でも大幅な収量増加が認められたことから、
昨年度と同様に、根が充実させられたと考えられます!
ニラの株養成期間に株に貯蔵される養分は、その後の収量や品質に大きく影響します。
株疲れにお困りの皆様、さらなる収量増加を目指している皆様、
活根彩果の定期灌水で株疲れに負けないニラを栽培しませんか!
ご質問やご相談がありましたら、いつでもご連絡ください!
お待ちしております!