甘くて美味しいみかんの秘訣は
マルドリ方式×甘彩六花の相乗効果!
皆さんこんにちは。
少しずつ色付き始める自然が目に美しい季節となってきましたね。
今回も三重県熊野市のカンキツ農家・上ちゃん日記をお届けします!
(今までのみかん栽培レポートは「上ちゃん日記」からどうぞ!)
今回ご紹介するのは、「早生温州」について。
前回ご紹介した「極早生温州」は収穫時期が9月と
温州みかんの中でもトップクラスの早さだったのに対し
「早生温州」は10月下旬~12月下旬ということで、これからが収穫本番のシーズンです!
そんな上ちゃんが育てる早生温州の生育状況ですが、
JAの品質調査の結果では現在の糖度が平均12〜13度とのこと!(高糖度果実は15度も)
通常だと糖度は10度ほどということですから、収穫後の品質に期待が持てる数値です!
糖度が順調にアップしている要因として、上ちゃん曰く2つの理由があるそうです。
ひとつは気候。梅雨明け後、好天に恵まれ果汁集積期である8月にマルドリ方式で栽培を行うみかんの樹体に水分ストレスが加わったこと。
こちらがマルドリ方式を行う早生温州の様子。
地面に敷いたマルチシートで雨水を遮断し、スイッチの切り替えでかん水を行う点滴灌水(ドリップ)により、水分ストレスを与えつつ適度な水分を与え、みかん本来の甘さを引き出す方法です。
そしてもうひとつは、
開花期より定期的に散布を続けた甘彩六花シリーズの肥料が効果を発揮したことです。
以下、散布肥料を簡単にご紹介します。
1.甘彩(アマイロ)
・樹勢の維持・向上を目的に散布
・4~6月の間に3回葉面散布を実施
2.甘彩六花(アマイロリッカ)
・糖度上昇と食味向上を目的に散布
・7月以降4回葉面散布を実施
3.健花(スコヤカ)
・浮皮を予防し、果皮強化および腐敗軽減を目的に散布
・7月以降4回葉面散布を実施
これらを定期的に散布することで、
順調に品質向上へとつながっていると上ちゃんは話します。
糖度で言えば特に「甘彩六花(アマイロリッカ)」に含まれるリン酸の作用により、光合成を促進することで、甘くて美味しいみかんへと成長したことが、数字に表れたと言えます。
甘彩六花シリーズ×マルドリ方式のおかげで糖度・食味向上!
上記のような栽培方法と効果的な肥料の散布により育まれたみかんは
この先収穫を経てお客様の元へ届きます。今から待ち遠しいです!